MySQLをインストールしよう
このハンズオンでは、MySQLのインストールと初期設定について実際にハンズオン形式で手を動かしながら体験します。
- WindowsへのMySQLのインストール
- macOSへのMySQLのインストール
- MySQLサーバの起動と接続確認
- 基本的な動作確認
1. MySQLのインストール(Windows)
1.1 インストーラのダウンロード
MySQLの公式サイトからインストーラをダウンロードします。ブラウザで以下のURLにアクセスしてください。
https://dev.mysql.com/downloads/installer/
「MySQL Installer for Windows」のページが表示されます。「Windows (x86, 32-bit), MSI Installer」の中から、サイズの大きい方(mysql-installer-community)の「Download」ボタンをクリックします。
ログインを求められますが、「No thanks, just start my download.」をクリックすればアカウントを作成せずにダウンロードできます。
1.2 インストールの実行
ダウンロードしたインストーラ(.msiファイル)を実行します。
セットアップタイプの選択画面では、「Server only」を選択します。学習用途ではMySQL Server本体のみで十分です。
「Execute」をクリックしてインストールを開始します。インストールが完了すると、設定画面に進みます。
1.3 初期設定
設定画面では、以下の項目を設定します。
Type and Networkingの画面では、デフォルトの設定(Development Computer、ポート3306)のまま「Next」をクリックします。
Authentication Methodの画面では、「Use Strong Password Encryption for Authentication(RECOMMENDED)」が選択されていることを確認して「Next」をクリックします。
Accounts and Rolesの画面では、rootユーザのパスワードを設定します。ここで設定したパスワードはMySQLに接続する際に必要になるため、忘れないようにメモしてください。
| 📝 rootパスワードの管理 |
|---|
| rootユーザはMySQLの全権限を持つ管理者アカウントです。学習用途であっても、パスワードを忘れるとMySQLへの接続ができなくなります。パスワードは安全な場所に記録しておきましょう。 |
Windows Serviceの画面では、デフォルトの設定のまま「Next」をクリックします。「Start the MySQL Server at System Startup」にチェックが入っていれば、PCの起動時にMySQLが自動的に起動します。
「Execute」をクリックして設定を適用し、「Finish」をクリックしてインストールを完了します。
1.4 環境変数の設定
MySQLのコマンドをターミナルから実行できるようにするため、環境変数PATHにMySQLのインストールパスを追加します。
「スタート」メニューで「環境変数」と検索し、「システム環境変数の編集」を開きます。「環境変数」ボタンをクリックし、「システム環境変数」の中から「Path」を選択して「編集」をクリックします。「新規」をクリックして、以下のパスを追加します。
C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 8.0\bin
| 💡 ポイント |
|---|
バージョン番号(8.0の部分)は、インストールしたMySQLのバージョンに合わせて適宜変更してください。インストール先のフォルダを確認するには、C:\Program Files\MySQL\を開いて、フォルダ名を確認します。 |
1.5 接続確認
コマンドプロンプトまたはPowerShellを開き、以下のコマンドでMySQLに接続できることを確認します。
mysql -u root -p
パスワードの入力を求められるので、インストール時に設定したrootパスワードを入力します。以下のようなプロンプトが表示されれば接続成功です。
Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 10
Server version: 8.0.xx MySQL Community Server - GPL
mysql>
exitと入力してMySQLから切断します。
exit
2. MySQLのインストール(macOS)
2.1 Homebrewを使ったインストール
macOSでは、パッケージマネージャであるHomebrewを使ってMySQLをインストールします。Homebrewがまだインストールされていない場合は、ターミナルで以下のコマンドを実行してインストールしてください。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
Homebrewの準備ができたら、以下のコマンドでMySQLをインストールします。
brew install mysql
インストールが完了したら、MySQLのバージョンを確認します。
mysql --version
以下のようにバージョン情報が表示されれば、インストールは成功です。
mysql Ver 8.0.xx Distrib 8.0.xx, for macos on arm64
2.2 MySQLサーバの起動
以下のコマンドでMySQLサーバを起動します。
brew services start mysql
以下のように表示されれば、MySQLサーバが起動しています。
==> Successfully started `mysql`
| 💡 ポイント |
|---|
brew services start mysqlで起動すると、macOSの起動時にMySQLが自動的に起動するようになります。手動で起動・停止したい場合は、mysql.server startとmysql.server stopを使用します。 |
2.3 rootパスワードの設定
インストール直後のMySQLはrootパスワードが設定されていないため、セキュリティ設定を行います。以下のコマンドを実行してください。
mysql_secure_installation
いくつかの質問が表示されます。以下を参考に設定してください。
VALIDATE PASSWORD COMPONENT: n
New password: (パスワードを入力)
Re-enter new password: (パスワードを再入力)
Remove anonymous users: y
Disallow root login remotely: y
Remove test database: y
Reload privilege tables now: y
| 📝 rootパスワードの管理 |
|---|
| ここで設定したパスワードはMySQLに接続する際に必要になるため、忘れないようにメモしてください。rootユーザはMySQLの全権限を持つ管理者アカウントです。 |
2.4 接続確認
以下のコマンドでMySQLに接続できることを確認します。
mysql -u root -p
パスワードの入力を求められるので、先ほど設定したrootパスワードを入力します。以下のようなプロンプトが表示されれば接続成功です。
Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 10
Server version: 8.0.xx MySQL Community Server - GPL
mysql>
exitと入力してMySQLから切断します。
exit
3. 動作確認
MySQLに正しく接続できることを確認できたら、簡単な操作で動作を確認してみましょう。MySQLに接続した状態で、以下のコマンドを実行します。
データベースの一覧を表示します。
SHOW DATABASES;
以下のように、MySQLに最初から用意されているデータベースが表示されます。
+--------------------+
| Database |
+--------------------+
| information_schema |
| mysql |
| performance_schema |
| sys |
+--------------------+
これらはMySQL自身が使用するシステムデータベースです。次の講座SQL基本文法からは、ここに自分でデータベースやテーブルを作成して、SQLの基本操作を学んでいきます。
exitと入力してMySQLから切断します。
exit
4. まとめ
このハンズオンでは、MySQLのインストールと初期設定を体験しました。
- WindowsではMySQLインストーラを使用し、環境変数
PATHを設定する - macOSではHomebrewを使って
brew install mysqlでインストールする mysql -u root -pでMySQLに接続できることを確認するSHOW DATABASES;でデータベースの一覧を表示して動作確認を行う