この章で学べること
1. なぜAWSを学ぶのか
クラウド環境は現代のインフラエンジニアの主戦場といっても過言ではありません。AWSは世界シェアNo.1のクラウドサービスであり、業務でクラウドを扱う場合、まずAWSを習得しておくことが最も実用的です。VPC・EC2・RDS・S3・CloudFrontなどの主要サービスを組み合わせれば、本格的なWebシステムをクラウド上に構築できます。
この章では、AWSの主要サービスを組み合わせて、本格的なWebシステムをクラウド上に構築できる力を身につけることを目的としています。
2. 学べること・身につくこと
この章を修了すると、以下のスキルが身につきます。
| スキル | 内容 |
|---|---|
| ネットワーク設計 | VPC・サブネット・セキュリティグループを使って、安全で柔軟なネットワークを構築できる |
| サーバ運用 | EC2インスタンスを起動し、SSH接続・ファイル転送・Webサーバの構築ができる |
| 冗長構成 | ELB(ロードバランサー)とオートスケーリングを組み合わせ、可用性の高いシステムを設計できる |
| 権限管理 | IAMでユーザ・ロール・ポリシーを使い分け、最小権限の原則に沿った設計ができる |
| データベース | RDSを使ってマネージドなMySQLデータベースを構築・運用できる |
| コンテンツ配信 | S3・CloudFront・Route53・ACMを組み合わせて、HTTPS対応のWebサイトを世界中に配信できる |
| フロントエンドホスティング | AmplifyでNext.jsアプリケーションを簡単にデプロイできる |
3. こんな方におすすめ
- インフラエンジニアとしてAWSを実務で使いたい方
- オンプレミス環境からクラウドへの移行を検討している方
- AWSの全体像を体系的に学びたい方
- 自分のWebサービスをクラウド上で動かしたい方
4. 講座一覧
| 講座名 | 種別 | 概要 | 目安時間 | 料金の目安 |
|---|---|---|---|---|
| AWSの概要 | 講座 | クラウドとAWSの基本概念、リージョン・AZ、IAMアカウントなどの全体像 | 20分 | – |
| VPC講座 | 講座 | VPC・サブネット・ルートテーブルなどネットワーク設計の基本 | 30分 | – |
| EC2講座 | 講座 | EC2インスタンスの仕組み、AMI、インスタンスタイプ、セキュリティグループ | 30分 | – |
| 仮想サーバを立てよう | ハンズオン | VPCとEC2を組み合わせて、SSH接続できる仮想サーバを構築 | 60分 | 無料枠内 |
| ELB講座 | 講座 | ロードバランサの仕組みとALB/NLB/CLBの違い、ターゲットグループ | 30分 | – |
| オートスケーリング講座 | 講座 | 負荷に応じてEC2インスタンスを自動増減させる仕組み | 20分 | – |
| 冗長化構成を組み立てよう | ハンズオン | ELBとAuto Scalingで可用性の高いWebシステムを構築 | 90分 | 約100〜300円 |
| IAM講座 | 講座 | IAMユーザ・グループ・ロール・ポリシーによるアクセス管理 | 30分 | – |
| RDS講座 | 講座 | マネージドDBサービスのRDS、Multi-AZ・リードレプリカ | 30分 | – |
| データベースを構築しよう | ハンズオン | RDSでMySQLを構築し、EC2から接続してデータを操作 | 60分 | 無料枠内 |
| S3講座 | 講座 | オブジェクトストレージのS3、バケット・オブジェクト・ストレージクラス | 30分 | – |
| CloudFront講座 | 講座 | CDNの仕組みと、CloudFrontを使ったコンテンツ配信の高速化 | 20分 | – |
| Route53講座 | 講座 | DNSの仕組みとRoute53によるドメイン管理・ルーティングポリシー | 20分 | – |
| ACM講座 | 講座 | SSL/TLS証明書を無料で発行できるACMの使い方 | 15分 | – |
| コンテンツ配信をしよう | ハンズオン | S3・CloudFront・Route53・ACMでHTTPS対応のWebサイトを公開 | 90分 | 約100〜500円 |
| Amplify講座 | 講座 | フロントエンドアプリケーションを簡単にホスティングできるAmplify | 30分 | – |
| AmplifyでNext.jsのアプリケーションをデプロイしよう | ハンズオン | AmplifyとNext.jsを使ってフロントエンドをデプロイ | 60分 | 無料枠内 |
5. この章を学んだら
この章で学んだ内容を実際の成果物に落とし込みたい場合は、章末尾の応用課題に挑戦してみてください。Next.js のフロントエンドと FastAPI のバックエンドを、AWSの主要サービス(VPC・ALB・EC2・RDS・Amplify)を組み合わせて動作させる課題です。
応用課題の課題内容は誰でも閲覧できます。メンターによる成果物レビューや実装の壁打ちはポートフォリオプランでご提供しています。
6. 前提知識
- 必須となる知識は特にありません
- コンピュータやネットワークの基礎知識(IPアドレス、ポート、HTTP、サーバ/クライアントの仕組みなど)があると理解がスムーズです
- コマンドプロンプト・ターミナルの基本操作ができるとスムーズです
7. 関連する章
- Infra as Code(Terraform)講座では、本講座で学んだAWSリソースをTerraformでコード化して管理する方法を学べます
- CI/CDパイプライン講座では、本講座で構築したインフラへの自動デプロイの仕組みを学べます
- コンテナ講座では、本講座のEC2に加え、ECS/Fargateを使ったコンテナベースのデプロイを学べます